牛乳パックの切り抜かれた半円状の「くぼみ」は「切欠き」といいいます。
「切欠き」は「きりかき」と読みます。
牛乳の500ml以上の屋根型紙パックには、切欠きがあるものがあります。
切欠きを入れる理由は、視覚に障害がある方がこの部分に触れることで、牛乳だとわかるようにするためです。牛乳とそれ以外の飲料を判別することができます。
また、開け口とは反対側につけることになっているので、どちら側が開け口なのかもわかります。
飲用乳にはどのような種類の食品なのかを記載する「種類別名称」という項目があります。
種類別名称の欄に”牛乳”と表示することができるのは、原材料は生乳100%で成分を調整していないものだけ。
それがいわゆる牛乳ですが、牛乳以外の、乳脂肪分を減らして成分調整した低脂肪牛乳や、牛乳を加工した加工乳、コーヒーなど乳製品以外を加えた乳飲料は、切欠きを入れることはできません。
また、牛乳であっても500ml未満の場合は、切欠きは入りません。
500ml以上の牛乳には切欠きが入れられているものが多いです。ただし、入れるか入れないかは、食品メーカーの判断によります。
切欠きがある場合は、必ず牛乳であるということがいえます。
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