ハム・ベーコン・ソーセージ・ウインナーの違いについて解説します。
ハム
豚のもも肉の塊をそのまま塩漬けや燻製等の加工し、湯煮や蒸煮したのです。
豚のもも肉以外のものもハムと呼ばれます。
製法としては
- 骨付きの豚もも肉を使った骨付きハム
- 豚もも肉を使ったものはボンレスハム
- 豚ロース肉を使ったものはロースハム
- 豚肩肉を使ったものはショルダーハム
という名前になります。
ベーコン
ベーコンの定義
豚のばら肉を塩漬けし、燻製したものがベーコンです。
豚ばら肉の他に、豚ロース肉を使用したものはロースベーコン、豚の肩肉を使用したものはショルダーベーコンです。
ハムとベーコンの違い
どちらも豚肉を加工したものですが、大きな違いはボイル工程があるか、ないかです。
ハムにはボイル工程があり、ベーコンにはボイル工程がありません。
ソーセージ
ソーセージ、ウインナーとの違い
ひき肉にし腸などのケーシングに詰めたものの総称がソーセージです。
ソーセージとウインナーはまるっきり違うものではなく、ソーセージの中にウインナーがあります。
ウインナーはソーセージの一種であり、ウインナーソーセージが正式名称です。
ウインナーソーセージの定義
ウインナーソーセージは、羊腸を使用したもの又は製品の太さが20mm未満のものです。(牛腸、豚腸を使用したものを除きます。)
ハムとの一番の違いは製法で、ハムは塊肉をそのまま加工していますが、ソーセージはひき肉にして加工します。ソーセージは製造方法や形態の違いにより、多くの種類があります。
参考:ソーセージの日本農林規格
参考:ハム・ソーセージ類の表示に関する公正競争規約及び施行規則
豚腸を使用したもの、または製品の太さが20㎜以上36㎜未満のものは、フランクフルトソーセージ
牛腸を使用したもの、または製品の太さが36mm以上のものは、ボロニアソーセージ
です。
ソーセージの皮、ケーシング
ソーセージの皮は、肉を詰める入れものでケーシングと呼ばれます。
ケーシングには、羊や豚の腸など天然のものと、コラーゲンなどでできた人工のものがあります。
羊や豚の腸など天然のものは大きさに違いが出やすいですが、パリッとしたよい食感あり風味もあることが特徴です。
むしろ大きさに違い出て形も少々不揃いなのがウインナーソーセージらしさですね。
魚肉ソーセージで使われているものはプラスチック素材で食べられないケーシングです。
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