買ってきたケーキを食べきることができなくて余ってしまった。そんなときには、ケーキを冷凍して保管しておくことはできるのでしょうか。
実は、ケーキのほとんどは冷凍して保管しておくことができます。
近年、冷凍されたケーキはよく見かけられます。個人の洋菓子店で冷凍ケーキをつくっているところもありますし、ケーキ工場でつくられた冷凍ケーキがスーパーにも置かれていますよね。
冷凍状態では食品は腐敗しない
冷凍すると食品は腐敗することなく保存することができます。
それは冷凍をすることで細菌の活動が止まるためです。食品のなかで細菌が活動し増えることで食品は腐敗していきますが、細菌の活動が止まっていれば、食品の腐敗も進みません。
ここで注意してほしいことは、食品の中の細菌やカビは死滅はしていないということです。あくまでも冷凍状態では細菌は死ぬのではなくて、活動が止まるだけです。
解凍をすれば、また細菌は活動を始め、食品の腐敗が進んでいきます。
冷凍による品質の劣化
冷凍をして保管をしておくことはできるのですが、冷凍をして解凍をすると、少なからず変化があり品質は劣化します。
とくに冷凍によって品質劣化するのは生のフルーツを使ったケーキです。冷凍をして保管しておき、食べる前に解凍したとき水分が出てきてしまいます。
ケーキ会社がつくる冷凍ケーキは急速冷凍機で冷凍されています。急速冷凍を行うと、ゆっくりと冷凍するよりも品質の劣化が少なくなります。
でもそれでまずくなって食べられなくなるかというとそうではなく、おいしく食べられる範囲です。
ケーキを冷凍する方法
冷気が当たらないようにする
タッパなどの容器に入れてフタをし冷凍庫に保管します。
むき出しのままだと冷気があたって乾燥してしまいます。
紙箱に入れた状態も直接冷気は当たらないですが、乾燥しやすいのでタッパなどの容器に入れて保管するのがよいでしょう。
余まったら早めに冷凍庫に入れる
ケーキが余ってしまったら、早めに冷凍庫に入れておきましょう。
常温にケーキを出しっぱなしにしておくと、そのときに細菌が増えて腐敗が進みます。
冷凍をすることで一時的に細菌の増殖と食品の腐敗が止まりますが、解凍をしたあとにまた細菌は活動を始めますので、冷凍にかける前にはあまり細菌を増やさないようにしたいですね。
常温で出しっぱなしにしておいて、翌日に冷凍庫に入れる、なんてことは避けるようにしてください。
冷凍したケーキの保存期間
長期間保存をしていると徐々に品質は劣化はしていきますので、何か月も保管はしないほうがよいでしょう。
ドライクランベリーをトッピングしたケーキはクランベリーが白っぽくなってしまったり、アップルパイのパイ生地はふやけてしまったりします。
数週間から1か月までには食べるようにしましょう。
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