黒豚と普通の豚はどう違うの?

食品表示

日本国内で多く飼育されている豚は、大ヨークシャー種・ランドレース種・デュロック種を交配した三元豚と呼ばれる品種です。発育が早い、肉質がよいといった、それぞれの品種の良い特徴を兼ね備えています。

日本では三元豚が一般的に生産・流通しています。

一方、黒豚とは、純粋なバークシャー種の豚のことを指します。それ以外の品種の豚は黒豚ではありません。

純粋なバークシャー種の豚肉でないものには、「黒豚」と表示することはできません。

また、日本国産か外国産なのかは関係がありません。

国産であっても外国産であっても、純粋なバークシャー種であれば「黒豚」という表示になります。

「黒豚」という言葉からは、国産のイメージがありますが、バークシャー種はもともとはイギリス原産で、明治時代に日本に導入された豚です。手足、鼻、しっぽ以外が黒いことから、日本では「黒豚」と呼ばれるようになりました。

日本国内では鹿児島で多く飼育されており、アメリカ、カナダでも飼育されています。

和牛等特色ある食肉の表示に関するガイドラインでは、外国産のものが国産のものと間違って認識されることを防ぐため、「黒豚」と表示される場合には、原産地を併記することとされています。

参考:食肉小売品質基準

参考:全国食肉事業協同組合連合会ホームページ”お肉の表示ハンドブック2019″

参考:食肉の表示に関する公正競争規約

参考:食肉の表示に関する検討会 ”和牛等特色ある食肉の表示に関するガイドライン”(平成19年3月20日)

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